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デアゴスティーニ「安土城をつくる」二階南側室内 (37~38号 & 40~42号)

             sawako.jpg
い、そういう訳で 築城界の風早君 こと うりざねです。
・・・・・・
・・・・・・
・・・・・・
・・・うん・・・そうだね、こんな閲覧者の9割以上がオッサ・・・もといナイスミドル&ロマンスグレーのブログで何言ってるんだろうね。
いや、只でさえ男子校上がりだし、なんか此処でも猫とオッサンばっかり描いてる気がするので、タマにはこうして華でも添えて、己のむさ苦しい半生から目を背けてみたいなぁ・・・なんて思いましてね、ええ。 '`,、('∀`;)'`,、

え?
久々の更新なんだから能書きは止めてとっとと本題入れって?
そ、そうですね、そうさせて頂きますね。
あ、でも今回物凄く「濃い」ので、鬱陶しかったら本文読まずに写真だけ見てって下されば結構です。


~っと、最初に「仕様変更」のお話から。
前回は床板接合がメインだったので、柱に関してはちゃんと煮詰めずに済ましちゃったんだけど、その後今回の分の仮組なんぞをしたりして考察した所、2つほど問題が出たので修正した訳ですわ。

1つ目・・・天井を乗せる為の柱の突起。
de541.jpg
前回でも既に幾つかはその突起を切り飛ばしてたけど、上の写真通り結局最終的に全部切り飛ばしてしまいます。
当然こうすると天井乗せられなく成るけど、そこは1階の御座の間の時を同じ「吊り下げ式」に改造する事で対処予定・・・ま、実際そっちの方が見映え良いしね。

2つ目・・・仮組して気付いたんだけど、デアゴの指示通り組んで行くと、心柱と小壁の間に謎の隙間(笑)が出来るのね。
de542.jpg
最初 何か意味が有るのかと様子見てたんだけど、仮組進めても今後のガイド見ても全くそんな様子無し。
・・・小壁がね、1階の時と大きさが変わってるんだけど(後述)、どうも心柱は1階仕様のままで切り欠いたんじゃ無いかなぁと・・・ちゃんと検証して無いから もう分からんけど。
デアゴ!! (゚Д゚)ゴルァ

ま、いずれにせよそのままだと気持ち悪いので、プラ材と瞬着パテにてキリキリ修正。↓
de543.jpg
↓ ぴったりスッキリ (´- `*)
de544.jpg


て、仕様変更が終わったらいつものパーツチェックへ。
de545.jpg
今回は室内のみなので、かなりのパーツが残ってしまう。
失くさない様に気を付けなきゃね。

そんな中、先ず初めに37号から床板2種類を引っ張り出す。
de546.jpg
それらを瞬着にて設置。
de547.jpg
床板接合の際の剥がし跡が隠れてちょっと嬉しい(苦笑)。

次いで御座の間の框。
de548.jpg
此れも特に何もせず設置。↓
de549.jpg


突ですが、此処で此のデアゴ安土城を買ってない方(我が悪友達を含む)の為に、今回の作業箇所の概要を大雑把に説明しておきます。
de550.jpg
Aの一段上がってるトコが「御座所」で、御屋形様の座られる場所。
その右のBと併せて「花鳥の間」とし、その名の通り障壁や襖には花と鳥が描かれており、御屋形様と対面する為の主室と成っております。
襖をはさんでその隣の小部屋Cは「賢人の間」で中国の賢人・仙人達の襖絵が、更に隣のDは「麝香の間」で香料やインドネシアの幻のウンコ珈琲で有名(笑)な「麝香猫(ジャコウネコ)」の襖絵が有ったとされてます。
コチラの2つは先程の「花鳥の間」の続き部屋で、場合によっては間の襖を取っ払って一間として使われてたのではとの事。
因みに宮上先生によると、一番端の「麝香の間」は南禅寺の例に倣って「次の間」として使われたのではと考察されておられます。
いずれにせよ一門衆や身分の高い客との面会用の部屋なので、内装や調度品なんかは同じ目的の1階の対面の間よりもきっと格上のモノを使ってた事でしょう。

あぁそうそう、以前質問を受けたので一応書いておきますが、襖絵等の内装に関しては元とする資料が一緒なので、三浦・佐藤両先生案だろうが宮上先生案だろうが、それらに倣うならば「梅の木」は1階です。


題に戻って・・・
37号から5本の柱を出し、毎度の如く黒カシュー処理を施して、御座所周りの残りの柱穴に挿し込む。
de551.jpg
此れで南側室内の柱は全部設置完了。

に華やかな絵の入った御座所周りを順次設置して行く訳なんだけど、その前にずっと懸念だった問題をどうにかせんと成りません。
その問題とは・・・キット付属のシールです。
de554.jpg
此れがね・・・1階の時は「梅の木の間」くらいのモンだったんだけど、2階に成ってからは 全っっっ然 数が足らんのよ。
具体的に言うと、デアゴの指示通り進めると前述のABCDの北面一列(内側)だけズラッと絵が入らんって事ね。
他の3面には入るんだけども。
しかも今後に控えてる北側に至っては小部屋の襖絵の一部のみで、メインに成る障壁画すら用意されて無いというゾンザイっぷり・・・
デアゴ!! (゚Д゚)ゴルァ

やっぱコスト低減の為か?
天井付けたらもう見えないしとでも考えたのか?
実際は全ての襖に絵が入っててもおかしくないんだから、せめて安土日記で言及されてるトコくらいは全部入れて欲しいものだね。
いずれにせよ此の先3階に入っても襖絵は足らなかったりするので、もうコチラで何とかするしか無いっちゅうこってす。

んが しかし、幸いにもウチのお奉行様は此の手の絵がお好きでいらっしゃいまして、今回の作業に入る時点で既に「フッ このシールの絵の元ネタは全て見切ったわ!!」と豪語して居られましたので、色んなトコからその元ネタとやらを & 足らない部分にはヤツの考察に従って各部屋の画題に応じた絵を掻集める事が出来ました。ヽ(´-`)ノ
只ねぇ・・・具体的にそれが誰の何て言う絵かを書いちゃうと、なんか色々マズい事に成りそうなので此処では敢て公表はせずサラッと流して行きます、あしからず。
薮を突いて蛇出しちゃうのも本意じゃ無いので。(^.^;)

兎に角、それらをパソコン&グラフィックソフトにて数日かけてデータ化と。
うーむ・・・元ネタを見ると結構デアゴ側でも色々加工してデッチUPしてるんだなぁ。
梅の木の時はおっかなびっくりでやってたけど、そんな事ならもっと堂々とやっときゃ良かった。
あ~、でもアチラの仕事はかなりテキトーなので、正直ワシの作ったモノの方が出来良いです。
そもそも此のキット付属のシール、同じ絵(とある絵の一部)を執っこく何度も使ったり遠近無視したり、その他およそ「絵心」というモノを感じません・・・その一端は後程追々。
時間やコスト等、色々と大人の事情が有るのは分かるけど、もう少し何とか成ったのではと思う。

愚痴っぽくなっちゃったね、ゴメンなさいね。<(_ _)>

で、作製したデータをプリントアウトする訳なんだけど、金色って事で今回は知人のN氏から頂戴したこういうモノを試してみた。↓
de555.jpg
インクジェットプリンタ用のシール用紙ね。
実は1階作り出してすぐ辺りで貰ってたんだけど、此処まで特に必要じゃ無かったのでずっと放置してました・・・その間にweb上ではでかさまさんと、もう一人別の方が既に使用されてるらしい(どちらもワシは未確認)・・・Nさんスンマセン。m(_ _)m

な、何はともあれ早速プリントアウト!! ↓
de556.jpg
ぬぅ・・・インクジェットプリンタってさぁ、白のインクが無いから白色の部分がどうなるのか心配だったんだけど、実際プリントしたモノを見てみるとね、なんか不思議と白みたいに見えるのよね。(゚゚;)
色の落差の問題か?
ま、何にせよ「それらしく」見えるなら勿怪の幸い、謎のままでも良いや。
あと付属シールと比べると「粒子感」が足らないんだけど、上から防水スプレーをバッとかけたら何となくそれらしく見える様にも成った。

取り敢えず一番気に入らんかった御座所の障壁画のシールとの比較。↓
de557.jpg
元ネタの絵をデアゴがやったのと全く同じ加工をし、更に両サイドの壁等と繋がる様に加筆してワイド化。
写真では分からないかもしれないけれど、付属シールの方は解像度がすこぶる低いんだよね・・・しかも元は屏風なんだけど、その接合部(縦に数本入ってる茶色い線)がちゃんと消えてないしさ。(~_~;)
あと御覧の通り付属シールのままだと上下が小さいのよ。
此れはデアゴの指示では1階同様障壁に長押を貼る事に成ってて、その下から絵が入るという構成の為だからなんだけど(それはそれで長押の上はスルーかいって話なのだが)、同じ「御座所背面の障壁画」と言っても1階と2階とでは「押板が有る」という決定的な相違点が有るのね。
要するに1階は只の壁だから構わんけど、2階のは「床」として設えられた壁なので、そんな太い長押が付いてるのは妙って事・・・全国探し回ればどっかに有るかもしれないけど、少なくともワシは知らんです。
なのでウチはその長押を付けない為、付属シールより絵を大きくした次第。

デアゴのそういう詰めの甘さにはウンザリだけれど、自作シールはなかなか良好。
但し地が金色なもんで、緑等多少なりとも影響を受けてる色が存在するのもまた事実。
じゃあ・・・って訳で、自費にて銀色のシール用紙を購入。
de558.jpg
インクジェットプリンタのインクってクリアーカラーなので・・・そう、ガンプラにおける百式の金色塗装の要領さ!! (笑)
実はね、キットの付属シールの金色も同じ「銀色地にクリアーイエローを乗せる」仕様なのよね。
手元にキット付属シールをお持ちの方は、襖絵の縁部分をよぉ~~~く御覧下さい。
微妙に銀色がはみ出てたりするでしょ?
シールの世界には明るく無いのでそれがポピュラーなのかどうかは知らないけど、一度銀色の襖を印刷した後に(or同時に)他の色を乗せてる模様。
ま、そういう仕様だからこそ北側や3階の為に用意された水墨画っぽいヤツが銀色だっりする訳ですわ。
その辺は白地のままの方が良いのにね。
いやそもそも水墨画でエエのかっつー問題も有るけれど。

ってな事で、一度プリントしてみると目論み通り、緑や赤がより鮮やかに成ったし、白もより白っぽく見える様に成ったしで(付属シールと同じ状態なのだから当然だが)本番はコッチで行く事に・・・Nさん、ホント重ね重ねスンマセン!!! m(_ _)m ×3
いえ、ちゃんと他のトコで使いますんで、どうぞ御赦しを。


れでは御座所周りの組立に戻りましょう。

先ずは背面(西面)の床壁から。
表にはシールを...
de559.jpg
裏は予め白塗装を施し、その上からカシュー処理した付け柱&付け長押を貼る。

次に両サイドの細い床壁。
先程と同じく表にシール、裏は白く塗って長押を貼ると。
de560.jpg

続いて北側の壁一式。
de561.jpg
コチラも壁・小壁共 表にシールを貼り、裏は白塗装&自作の巾木を設置、そしてカシュー処理した下面に襖用レールの無い鴨居を用意する。
此処もねぇ・・・書院造りなのでホントは「帳台構」にしたいトコだったけど、現存する物と比べると幅が足らんかったり諸々の不都合が有るので敢て無視。

小壁が出てきたので此処でちょっと説明。
冒頭にも書いた通り、此の2階から小壁の大きさが変わってます・・・っつーかよく有る大きさに近い比率に成ってます。↓
de552.jpg
要するに天井が高く成り、当然それに合わせて柱も長く成ってる(何故か襖も微妙に長く成ってる)って事なんだけど、それはまぁ置いといて・・・小壁が此の大きさなら、1階ではやらなかった(やれなかった)事が色々出来る訳ですわ。

その一つ目が「天井長押」の設置。↓
de553.jpg
1階では高さが足らなかったので「廻り縁」にしてたけど、今回そこが解消されたので晴れて投入!!
そもそも1階よりも格上にせんとイカンかったので、丁度良かったよ。
因みに此処で言う「廻り縁」は「まわりぶち」と読みます。
最上階のベランダ部は「廻り縁=まわりえん」ね。
同じ漢字当ててあるからややこしいよね。

んな訳で、天井長押も追加した先程の3セットを組み上げたのがコチラ!! ↓
de562.jpg

どんどん行きます。
続きましては障壁画前の押板と、御座所前面の框。
前者は1階同様、キットパーツを使わずプラ材にて2ピース構成のモノを自作し、前面に巾木を貼る。
de563.jpg
後者はキットパーツのまま、前面(東向き)と上面のみカシュー処理。

そしていよいよ今回の見せ場の1つ「付書院」へ。
一応説明しときますが、キットパーツのままだと1階と同じく表裏に整合性の無いモールドの入った板っ切れ一枚です。
de564.jpg
1階のと比べると、床に差す足が無くなった事、天井が高く成った分の埋め合わせが上部に追加されたのが相違点。
うん、そうなのよ、此処でも長押上の空間が広く成ったので、1階とは違う事が出来るのよ。

って事で二つ目、付書院の欄間。
de565.jpg
手持ちのエッチングパーツの中に丁度良いのが有るのをお奉行様が発見したので、それをプラ材で固めた後 金塗装。
そこに同じくプラ材で作った枠をカシュー処理して設置。
うむ、向こうが透けて見えるのは良いね。
技術的には本体より枠の方が大変だったよ・・・精度は元より、華奢なので組み付けるまでは簡単に折れるしさ。(; ・`д・´)

上が決まったので、次は下の押板。
de566.jpg
障壁画前の大きいのと同じく、キットパーツは使わずプラ材にて2ピース構成のモノを作る。
但し框との兼ね合いが有るので、本体(金色の部分)は1階のよりも複雑な形に成った。
この辺は細かい擦り合わせを何度も繰り返し。
また裏側は武者走り(廊下)に向くので白色に塗装。

以上2つに、プラ材で自作した鴨居と扉と巾木、両サイド用の細い壁は障壁部横のと同じ手順を踏んだキットパーツ(長押含む)を合流&展開。↓
de567.jpg
それらを前述の長押&框と共に組み上げ、更に付書院の欄間の前には数多の例に倣って小さな垂れ壁を追加。
de569.jpg
ホントはこれも2ピース黒&金ツートンにしたかったトコだけど、流石にそこまでのスペースは無かった。
まぁ1階では全く無かった訳だけども。

そうそう、扉は性懲りも無くまた開きます
de570.jpg
そしてやっぱり今後2度と開閉させないんだけどね。'`,、('∀`;)'`,、

1階の付書院を組んだ時の過去のワシよ!!
御陰で今回は障子汚さんで済んだよ、メッセージ有難う!!!

そんなこんなで御座所周り、此れで一応形に成りました。↓
de568.jpg
武者走り側はこんな感じ。↓
de571.jpg
手前味噌だが欄間の密度感が良いアクセントに成ってるね。
うーむ、それにしても2階も相変わらず武者走り広いなぁ・・・きっと付書院は本来の使い方出来ねーよなぁ。


ゃ次にキットから長押と小壁を全部出して来て、長押はカシュー処理、小壁は表が金で裏は白に塗装。
de572.jpg
今更こんな事言うのも何ですが・・・手持ちの資料によると「小壁を金色にしたり絵を入れたりするのはもうちょっと後の時代なのでは無いかなぁ?」なんて書かれてるんだけど、此処まで此の復元案に従って敢て無視してたりする・・・王様の耳はロバの耳!!(苦笑)

で、北面は自作シールを貼った襖と共に設置し、更に天井長押を追加。
de573.jpg
キットのままだと此の一面全部普通の金襖な訳よ。

南&東面は例の桟みたいなのが入ってるので、キット付属シールをそのまま貼った(裏面はまた只の金襖指定だったので1階同様自作障子付き襖シールを貼る)襖と共に同じ要領で設置。
de574.jpg
付属シールを全く使わないってのも気が引けたもので・・・桟の部分はプリンタで出した物よりシャープだしね。
でも付属シールはちゃんと金の色調整してないから、同じシールでも場所によって平気で色目違ったりするので、今後はその辺も自作するかもしれない。
元ネタが数百年経過した金襖なのでねぇ・・・そのままデータ化しちゃってるんだよね、多分。(-_-;)
ま、いずれにせよ付属シールの呪縛から解かれたのが今回の工程最大の収穫だった。


~い、それではいよいよ見せ場の2つ目、個人的には今回付書院を差し置いてのメインと位置づけてるトコに入りま~す。

時系列に沿った写真じゃ無くて申し訳ないけど、各部屋を繋ぐ部分の柱・鴨居・敷居・襖・小壁はキットのまま組むとこう成る訳ね(襖が只の金襖なのは無視して下され)。↓
de575.jpg
此のままでも別に構わないんだけども、「続き間」と言うにはちょっと物足らないしピンとも来ないのよね。

っちゅう訳で、プラ材を使って↓こういう物を拵えましてね....
de576.jpg
最終的には↓こうする事にました。
de577.jpg

それだけでも未だ足らない、小壁も大きく成った事だし「続き間っちゅーならコレだろ」って事で、今回満を持して自作投入したのが・・・
de578.jpg
欄間です。
de591.jpg
構成はまたもやお奉行様選抜の手持ちエッチングパーツを組み合わせた物に、プラ材で作った枠。
技術的には付書院の方が難易度高いんだけどね・・・こっちは4つも作らなアカンもんでね。(^^;)
因みに「欄間」と言うと鳳凰や龍なんかが透かし彫りされた「彫刻欄間」が思い浮かぶだろうけど、アレはもっと後の時代の代物で、安土城創建当時はこういう桟を組み合わせた「筬欄間(おさらんま)」や「組子(&花狭間)欄間」しか有りません。
余談だけど、滋賀県大津市の園城寺(=三井寺)には、当時の組子がそこかしこに残ってて素晴らしいですぜ。(´- `*)

実際に組み上げるとこんな感じ。↓
de579.jpg
反対方向から。↓
de580.jpg
いやね、お奉行様の実家の仏間が欄間付きの同じ構成で隣室と続き間に成ってるもんでね、以前からずっとやりたかったのよ、こういう事。
まぁ欄間だけ別のトコでやっても良かったんだけど、例の本持っててずっと前から此処が続き間なの分かってたので、どうせならそこで投入した方がスペシャリティ上がって良いかなぁと今迄控えてた次第。


、そうだ、ホントに最後までサラッと流すってのもアレなので、各部屋が仕切られた此のタイミングで襖絵の話を少し。
安土日記の2階南側の記述では、賢人の間に「瓢箪から駒が出たる所」の絵が有ったと特筆されてます。
此れは唐代の仙人の張果郎さんが愛用の瓢箪から駒(原典ではロバとされる)を出すという中国の故事から来てる画題な訳なんだけど、付属シールではその部分だけをピックアップした大胆な図案なのよね。↓
de584.jpg
そもそも例の本の復元イラストの時点で既にこういう大胆な構図の絵だったから、デアゴはそれに倣った物と思われます。
しかしながら狩野派の総大将で、天才とまで謳われた永徳がそんな大胆な絵を描いてたら、他の一門衆の誰なとソレを踏襲して描いた絵が残ってても良さそうなのに、実際には全く見聞きした事が有りません(デアゴ側も結構苦労した模様)。
その代わりと言うか・・・「瓢箪から駒」そのものだけじゃ無くて、あくまでも全体の一部分に「瓢箪から駒」のシーンが描かれてる絵が残ってるんですわ。
誰あろう、永徳の二人の息子(長男次男)が描いた絵が1つずつね。
しかも上の子は実際に安土城にも関わっただろうとされてるし。
・・・うん、ワシとしてはね、村井貞勝は付属シールみたいな絵を見たのでは無く、あくまでも永徳の二人の息子が描いたのと同じ画題の絵の一部分を「あ、此のシーンだけは知ってるわ!!」なノリでわざわざ記述したのだと思うのよ。

以上そういう訳で、一応付属シールと全く同じ物を作れる用意はしたものの、ウチは保存状態の良い次男の絵を全面的に使いました。↓ (^▽^;)ゞ
de585.jpg
写真では分かり難いけど、真ん中の白い服のおっさんが瓢箪から小さい馬を出してます。
そうなのよ、息子達の描いた絵は2つとも小さい馬なのよ・・・多分着地するまでの刹那で巨大化するんだろうね。
他の自作シールも、付属シールで採用されてる絵を(加工手段も含めて)基準とし、全て狩野派一門の作品を使ってます。


本筋に戻りま~す!!

プラ材で垂れ壁を2セット製作。
片方は中央に縦の付け柱付き。
de581.jpg
そして41号と42号から、今回組んだトコに絡む分だけの梁を引っ張り出してきて、毎度の如くレーザー焦げ落とし&キヌカ塗布。

各部に梁を設置しながら、先ず御座所奥の床上に垂れ壁設置。
de582.jpg
更に御座所の最前面にもう一つを設置。
de583.jpg

最後に最早御馴染の装飾金具やら六葉釘隠しやら巾木やらをせっせと貼り付けて行けば・・・
de586.jpg

          de590.jpg

ウチの作事奉行様が大活躍した今回の作業は完了
de587.jpg

de588.jpg
以上お疲れさまでした <(_ _)>

一番東の南北に延びる梁は、今後下に別の梁が交差する&南端が外壁用柱と合体する事に成ってるので未固定。
あと お気付きかもしれませんが、冒頭で柱の突起を切り飛ばしたのは天井長押に金具貼る際邪魔だったからね。(^◇^;)

おまけの写真↓
de589.jpg
東の武者走りから御座所方向を望む。
外壁付けると2度とこういう状態で見れないからね。

あ~、今回マジでキツかった~っ!!! (>_<)
何やかんや言いながら、ほぼ全面に渡って手を入れてるからだろうねぇ・・・範囲狭いから2回に分ける訳にも行かんかったし。
いや改造とかは楽しいのよ、物凄く。
でもスランプと言うか、なんか異様にミス率高くて思う様に進まんかったのよね。
それも難易度が高いトコでそうなら未だしも、もう驚く程しょーも無いトコでそうだし、笑える程偶然も重なるし・・・。
しかも到着記事でも書いてた様に、前回以降ずっとプライベートでエラい目に遭い続けてて、日々作業に投入出来る時間が激減してるしさぁ。
まぁね、元より運気にムラの有る人生歩んでるんだけどね・・・今年はゴールデンタイムどころか「のろい」強化されてるやん!!! il||li (つω-`。)il||liウウッ…

とは言え鬱に浸ってても何も良い事なんざ有りゃしない。
此の記事を読んでる人にまで暗い気分が伝播してもイカンので、此処は厄払いも兼ねて2つ程縁起の良い御目出度い写真をUPしときましょう。

先ずはだいぶ前の記事で書いてた件の証拠写真から・・・
omikuji.jpg
ね、ホントだったでしょ?
・・・いや、その年特に良い事無かったんだけどさ・・・。(-.-)y-゚゚゚

続きまして、我が親愛なる従兄より頂きました、非常に目出度く貴重な写真を・・・
angel.jpg
此れは文句無く目出度いでしょ? (爆)
ワシも初めて見たし・・・銀のエンゼルは何回か当たったんだけどね・・・大概5枚集まる前に数枚失くして「おもちゃの缶詰め」まで辿り着けないんだけどね。_| ̄|○

以上、ウチに来られてる全ての方、特に現在就活で苦しんでおられる某お嬢様に・・・届け!!


次回は外壁すっ飛ばして北側室内に行くか、それとも軽く南側の畳だけやっとくかのどっちか。
まぁ今回程「濃い」のはもう無いだろう・・・多分。

此処まで長々と読んで頂いた事に感謝。<(_ _)>

テーマ : 模型・プラモデル・フィギュア製作日記
ジャンル : 趣味・実用

tag : デアゴスティーニ 安土城をつくる 模型

コメント

非公開コメント

No title

うーん、これは内容濃すぎる。
1回の閲覧では対応し切れませーん(笑)
これぞ執筆!ってかんじ。

続きの間の襖改造。
これは思いつきませんでした。
手前から順番にバンバンバンと開くイメージですよね。
確かに考えてみれば真ん中に柱があるのは不自然。

しかし、築城作業と変わらないぐらい、いやそれ以上に記事アップに手間暇かかってるんじゃないですか。

>山城守さんへ

山城守さん、いらっしゃいませ~!!
コメント有難う御座居ます。

> 1回の閲覧では対応し切れませーん(笑)
実に申し訳ない。m(_ _)m
今回実作業に至る迄の水面下での動きが多かったもので、その分説明とか蘊蓄が長く成ってしまいました・・・数年後確実に忘れてしまう様な事も多々ありますもんで(苦笑)。
此処だけの話、UP後にも何か思い出してはチョコチョコ加筆してる次第・・・。(^▽^;)ゞ

> 手前から順番にバンバンバンと開くイメージですよね。
その通りです、熊本城や名古屋城の御殿みたいな感じで。(^_^)
本文中にもチョロっと書いてますが、カミさんの実家の仏間のトコが法事の度に間の襖撤去して続き間に化けるので、実体験として記憶に刻まれてますもんで。
4枚建の襖は付書院で試作してますし。

> 記事アップに手間暇かかってるんじゃないですか。
今回のべ3日程かかってしまいました(笑)。
・・・毎回半日くらいはかかってますが。(^^;)

No title

待ってました!

言われた通りにしか出来ない、しかもたたき大工たる当方の城造りの参考には全くなりませんが、
間違いなく毎回「目の保養」にはなっています
そして今、同心うりざねさんとアノお奉行様がデアゴのスタッフでなくて良かったとつくづく思っています

以下感想(順不同・思いつくまま)
超超人
極み
ゴッドハンド
茫然自失
驚愕
沈黙
無理!
破壊屋
改造屋
平成の名工
デアゴころし

女子高生からも感嘆のメールが続々と・・
「信じらんな~ぃ」
「ありえへーん てゆーかー すごすぎるぅ~」
「ワタシテキニハ チョーイケてるかもー」

(クマンゼミ考察のあのお方ならもっと気の利いたセリフを吐くのでしょうが、当方これが限界) 

すみません
結局、今回もありきたりの言葉しか浮かんできませんでした

今後とも濃縮ウラン製造・・
ではなくて、
濃縮「築城記」期待しています

追記
日本残念でしたねー
でも大健闘でしたよねー

追記追
うりざねさんの大作のおかげでこんな時間になってしまいました
「ほんまに、もー」

>imajinさんへ

imajinさん、いらっしゃいませ~!!
コメント有難う御座居ます。

> 間違いなく毎回「目の保養」にはなっています
それは何より!!
いえね、文句ばっかり付けてるから世間的にはむしろ反感買ってるんじゃ無いかと・・・全然お構い無しで突き進んでますが。(^▽^;)ゞ

> 同心うりざねさんとアノお奉行様がデアゴのスタッフでなくて良かったと
でもシールはもうちょっと改善されますぜ? (笑)
決裁権まで与えられたら数増やして、付書院なんかもシールでそれらしく再現とかしますし。(^_^)

> 以下感想(順不同・思いつくまま)
御誉めの言葉ありが・・・あれっ、誉められてるんですよね? (゚〇゚;)

> クマンゼミ考察のあのお方なら
まぁ御忙しい御様子ですからねぇ。
築城意欲が枯れてらっしゃら無いのは何よりですが。

> 結局、今回もありきたりの言葉しか浮かんできませんでした
いえ、十分お腹いっぱいです(爆)。

> 濃縮「築城記」期待しています
頑張りま~す!! (^_^)ノ
もっとも、先まで見通した感じ、今回程の事はもう無いんじゃ無いかなぁと。

> でも大健闘でしたよねー
正直2-0かもっと酷い状況を想像してたので、1失点で押さえられたのは良かったかなと。(^^;)
取り敢えずデンマークに最低でも引き分ければOKですから・・・って素人は簡単に言うわな(苦笑)。

> 「ほんまに、もー」
申し訳ない。m(_ _)m
下準備多いと書きたい事も多く成るんだなぁと実感しました。
プロフィール & 近況

うりざね (ダンナ)

Author:うりざね (ダンナ)
京都在住の自称愛妻家
獅子座 A型 姓名の総画23 数秘術33→6
紫微→命宮 宿曜=昴 魚王星 天王星-
"呑まない打たない買わない吸わない"と
四拍子揃った日曜日生まれのナイスガイ

<現在の工程=2階外壁周り>
第一次カシュー組 (柱&窓) の
ペーパーがけが終わったトコ

とうとうフォトラまで買ぉてしもたわ

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